森のうなぎ / 森のジビエ
2019
自己紹介をお願いします
岡山県の北東部。日本海と瀬戸内海の海岸を結んだ
ちょうど真ん中あたりに、西粟倉村があります。
村の面積の約 95% が山林という田舎です。
そんな山奥で、うなぎを育てはじめました。
——森からはじまる、地域の中での循環——
森のうなぎは、村内の廃校を利用してうなぎの養殖・加工をしています。
養殖は体育館で、給食室を蒲焼の加工場として活用しています。
冬の間は、うなぎの水槽を温めるために木質バイオマスボイラーを稼働しています。
村内の木材加工上からでる端材や、
村内で使用された間伐材の割り箸を回収してうなぎを育てる燃料として活用しています。
また、運動場には、河川が浄化されていく仕組みを応用したろ過装置を設置し、
養殖で出た水をほとんど流すことなく、循環型の養殖を行っています。
そして、ビニールハウスでは、うなぎの残渣を肥料にした野菜の栽培もしています。
環境への配慮は、安全・美味しさと同じくらい私たちが大切にしていることです。
——うなぎを通じて共生社会へ——
私たちは、生き物が大好きな「いきもの係」の集まりです。
養殖期に生き物とたわむれた日々を過ごし、
特別なことなどなくても、その日自体が幸せだったことを知っています。
科学技術がすごいスピードで発展していく中で、
その頃身近だった生き物は減少しつつありますが、
農林水産業の組み合わせや創意工夫によって、
子どもたちにもよういう世界を残せると信じ、
実現するために集まりました。
——なぜ、うなぎなのか?——
うなぎの養殖は、自然と切り離されたものではなく、
天然の稚魚を捕獲・育成し販売するというものです。
そのため、今後もうなぎを食べ続けていくには、適切な資源管理が欠かせません。
また、海から川、川から海へと大冒険するうなぎは、地球環境をはかるものさしです。
僕たちがうなぎからいだたく「生きる力」を、
「うなぎが生き続けられる」ために使うことで、
うなぎを食べる幸せとうなぎを育てる幸せの循環をつくりたいと考えています。
うなぎがこれからも行き続けられる環境の先に、
多様な人と生き物が楽しく共生する未来を描いています。
どんなメニューや商品がならぶ予定ですか?
森のうなぎの蒲焼き / 森のジビエ(西粟倉産鹿肉)等
ご来場されるお客様へメッセージをお願いします
昨年末から本格的に稼働した、
獣肉解体処理施設で解体した、西粟倉産の鹿肉もご提供する予定です。
会社名 : エーゼロ株式会社
住所 : 岡山県英田郡西粟倉村影石895 旧影石小学校
TEL : 0868-75-3058
HP : https://www.a-zero.co.jp/